ビールのおつまみと言って、何を思い浮かべますか?
枝豆、柿の種、ミックスナッツ……。家庭でリーズナブルにビールを楽しむなら、それらがお伴になると思います。
居酒屋やビアバーに行ったら、刺身や鍋物を注文するかもしれません。
ラガービールには、さっぱりした食べ物が合うと考えられます。その理由は、苦味との釣り合いです。
もちろん、ビールでお腹が溜まり、豪勢な食事と一緒にとるという発想がないのかもしれません。
それに対して、エールビールには、軽いおつまみよりも、しっかりとした料理が合うと考えられます。
エールビールを味わうときには、ビールばかりで満腹にせず、ゆっくりと飲食共に楽しみましょう。
きっと、エールビールのコクと、食べ物の美味しさが、上手に絡まり合うはずです。
ベルギービールを扱うビアカフェに行くと、必ずといっていいほどメニューに載っている物が、フリッツです。
フリッツとは、日本で言うフライドポテトのことで、ベルギーでは主食としても扱われています。
日本の一般的なフライドポテトよりも、太く、中はホクホク、外はカリカリです。こだわりとして、最初はサラダ油で高温、次にオリーブオイルで中温、という風に、二度揚げすることもあります。
塩でもなく、ケチャップでもなく、マヨネーズを付けて食べるのが、ベルギー流です。
その他、ベルギービールに添える料理としては、ムール貝を使った物が多くあります。
鹿の肉や兎の肉をビールで煮込んだ料理も、ベルギービールファンには人気が高いものです。
シメイビールを醸造するスクールモン修道院では、チーズも生産しています。シメイビールに合わせてシメイチーズをつまむ、というのも、通な食べ方です。
ベルギービールは、銘柄ごとに味わいが全く違いますので、どの料理が合うかは、店員さんに訊ねてみると良いでしょう。
もちろん、ビールと料理の組み合わせにルールはありません。
好きなビールと旨いと思った料理の組み合わせがベストであることは、言うまでもありません。